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RPAはここまで進化した!ハイパーオートメーションとは?

こんにちは!
今回は、RPAの最新技術である「ハイパーオートメーション」について紹介します。


RPAとは?

まずは、RPAについて簡単に紹介します。
RPAとは、ソフトウェアロボットや「ボット」を使用して、定型的で繰り返し行われる業務プロセスを自動化する技術です。
主にバックオフィス業務の効率化とコスト削減を目的として利用されています。

RPAの主な機能

  • 定型業務の自動化:反復的でルールベースのタスクを自動で実行します。例として、データ入力、データ抽出、レポート作成などがあります。

  • 人間の操作を模倣:人間がコンピュータ上で行う操作(マウスクリック、キーボード入力など)を模倣して業務を実行します。

  • 既存システムとの連携:既存の業務システムやアプリケーションと連携できるため、新たなインフラを構築せずに導入できます。

利点

  • 効率化と時間短縮:繰り返し作業を迅速かつ正確に行うことで、業務効率を大幅に向上させます。

  • コスト削減:人件費を削減し、業務処理コストを低減できます。

  • エラーの削減:人間が行う作業に比べてエラーを減少させることができます。

  • 24時間365日稼働:ソフトウェアロボットは常時稼働可能なので、夜間や週末も含めて作業を続けられます。

ハイパーオートメーションとは?

ハイパーオートメーションとは、先ほど紹介したRPAもその1つではありますが、RPA単独ではなく機械学習やAIなどのさまざまな先進技術を組み合わせて使用することにより、複数の業務を連動させてより高度な自動化を実現することを目指す、という概念です。

この概念は、アメリカのコンサルティング企業であるガートナー社が提唱したことで、広く知られるようになりました。

では、RPAとの違いとは何になるかと言うと、既存のRPAの制約である「想定される定型的な業務」という範囲を超えて
 ・需要に応じて迅速に対応できる柔軟なプロセス設計が可能となる
 ・豊富なデータ分析によって、より良いビジネス判断が下せる
など、自動化のメリットを増幅させることが可能な点が挙げられます。

RPAと組み合わせる主要な技術

RPAと組み合わせる主要な技術としては以下のものがあります

  • 人工知能 (AI) と機械学習 (ML):データの分析、予測、意思決定を行い、自動化プロセスをより高度化することができる技術です。

  • ビジネスプロセスマネジメント (BPM):ビジネスのワークフローを設計、モデル化、実行、監視、および最適化することが可能となる技術です。

  • 自然言語処理 (NLP):テキストや音声の理解と処理を可能にし、チャットボットやバーチャルアシスタントの実装が可能となる技術です。

  • 光学式文字認識 (OCR):スキャンしたドキュメントや画像からテキスト情報を抽出することが可能となる技術です。

  • プロセスマイニング:実際の業務データを分析してプロセスの可視化および改善点の特定を行うことが可能となる技術です。

具体例の紹介

では、ハイパーオートメーションの1つの例としてカスタマーサポートのチャットボットをご紹介します。

ハイパーオートメーションの事例
  1. チャットボットがユーザーとの対話を開始します。

  2. AIを使って必要な認証情報をユーザーから収集します。

  3. チャットボットがRPAに認証情報を送信します。

  4. RPAが認証情報を使って銀行システムにアクセスします。

  5. RPAが残高情報を取得します。

  6. チャットボットが残高照会をユーザーに返答します。

まとめ

このように、みなさんにとって身近なチャットボットを入口として、その背後にAIやRPAを連携させることで、ユーザーからの問い合わせ業務を包括的に自動化することが可能になります。
ハイパーオートメーションの説明は以上です。

私たちファンリードでは、お客様のニーズに応え、革新的なサービスを提供していきます。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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