需要急増中!システム統合ってなに?
こんにちは!ファンリードnote編集部です。
今回は”システム統合”についてご紹介いたします。
近年、システム統合を進めるグループ企業が急激に増加しています。
システム統合とはなんなのか? メリット/デメリットはなんなのか?
を紹介していきます。
この記事を読めばシステム統合の概要が理解できます。
1.システム統合とは
グループ企業内で利用する、ITインフラ、サービス、業務プロセス、運用ルールなどを統一(一元化)することをいいます。
ちょっと難しくて理解しにくいですよね。 具体例を見てみましょう。
2.システム統合の例
PCキッティング
統合前:各社が個別に調達 → 個別にキッティング
統合後:1社がまとめて調達 → まとめてキッティング → 各社へ配布 → 各社にて個別部分のキッティング
ネットワーク統合
統合前:各社が個別に回線敷設 → 会社ごとにセキュリティツールを導入
統合後:グループ企業内で回線を1つにまとめる → 共通したセキュリティツール(i-filter、VPN、WAF など)を導入
販売管理システムの統一
統合前:各社がそれぞれのシステムを利用
統合後:グループ企業で共通のシステムを利用
3.システム統合のメリット/デメリット
メリット
長期的なコスト削減:ボリュームディスカウントが効くことが多いため、PCやライセンスなどは1社がまとめて導入したほうが、結果として安価になるケースが多い
業務効率化:各社が個別に行っていた導入検証、契約手続き、予算管理、不具合対応などを一元化することで工数を圧縮できる
ゼロトラストセキュリティの実現:利用するセキュリティツールや運用ルールを統一することで、グループ企業全体のセキュリティホールを無くすことができる
デメリット
短期的なコスト増:使い慣れているサービスから、共通サービスに乗り換える必要があるため、慣れるまでは一時的に工数が増加する
また、サービスの更新時期によっては2重契約をせざるを得ない状況も生まれるため、無駄なコストが発生する万能ではない:グループ企業内といえども、売上規模や業務内容に差があるため、統合することにより一部の業務に不備が生じたり、効率が落ちることがある
管理者主体になりやすい:統合することにより、管理側が担当しなければならない利用者の数が増加する
また、各社・各利用者の要望を全て聞いていると統合が進まないため管理者のためのシステムになりやすい
まとめ
システム統合はメリットも多く、今後も導入する企業は増加していくことが予想されます。
しかし、要件定義が大変だったり、プロジェクトが数年掛かるなど敷居は決して低くありません。
入念な準備と長期的なプランニングが必要とされます。