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SASE始めました #3「CATO社のSocketを導入してみる」

前回に続き、今回は拠点からCato Cloudへの接続に必要となる「Cato Socket」の導入についてご紹介致します。

実際の導入はX15000となります。


「Cato Socket」とは?

「Cato Socket」は、Cato Cloudへの接続の為の「ゼロタッチ対応Edge SD-WAN」デバイスとなります。

主な機能と特徴

1.簡単な接続

  • 「Cato Socket」は、ゼロタッチプロビジョニングに対応しており、複雑な設定が不要で数分で接続可能。

  • インターネット接続を介して「Cato Cloud」とDTLSトンネルを確立し、拠点とCloud間を安全に接続。

2.高い可溶性と冗長性

  • WAN接続の冗長化(Active-Passive, Active-Active)に対応し、回線障害時にも接続を維持。

  • VRRPによる機器の冗長化もサポート。

  • Catoオペレーションセンター(NOC)による継続的な監視と更新。

3.セキュリティ

  • Cato Cloud SD-WANへのDTLSトンネルを確立し、外部からの攻撃を防ぐ。

  • IPSec VPN機器と比較して、拠点への攻撃の糸口が少ない。

4.Cato Socketモデルバリエーション

  • X1500B : 最大スループット500Mbps、ブランチオフィスや店舗向け。

  • X1600 : 最大スループット1Gbps、スタンダードモデル。

  • X1700 : 最大スループット5Gbps、大規模オフィスやデータセンター向け。

5.利用シーン

  • 企業ネットワークの簡素化: 既存のLAN環境をSASE(Secure Access Service Edge)に簡単に接続。

  • 高可用性の確保: ローカルおよびグローバルのコネクティビティとフェイルオーバーシナリオに対応。

参考情報

Cato Socket X1500(上記X1500Bは後継機になります)
  ・X1500 : 奥行105.5mm、幅165mm、高さ43mm
  ・X1500B : 奥行130mm、 幅180mm、高さ30mm

Cato Socket X1500
Cato Socket X1500(全面)
Cato Socket X1500(背面)

Cato Socketは、企業のネットワークインフラをシンプルかつ安全に保つための強力なツールです。

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